5.26旭非正規職支会支援共闘会議結成へ



5.26旭非正規職支会支援共闘会議結成へ
5月26日(土)午後7時開会
江東区亀戸文化センター5階研修室1,2

 「旭硝子は不当解雇された韓国労働者たちを復職させろ!」――今年2月、旭硝子本社に直接交渉を求めて旭非正規職支会の3人の組合員が来日。始まった日韓労働者の共同闘争を継続し、解雇撤回・非正規職撤廃を勝ち取るために恒常的な組織として、旭支会支援共闘会議を立ち上げます。
 皆さんのご参加を呼びかけます。

旭非正規職支会支援共闘会議 (準)
連絡先 動労千葉国際連帯委員会




日本の市民の皆さん
私たちは今日にも家族のもとへ帰りたいと思います
私たちは職場に戻らなければなりません
旭硝子不当大量解雇事態を解決するために共に声をあげてください

 私たちは旭硝子韓国工場で非正規職として働き、不当解雇された労働者です。
 旭硝子は韓国において、稼いだ金が年平均1兆ウォンの企業です。
 しかし私たちは9年間最低賃金だけで働きました。1週間4日は3交代、週末は昼夜2交代で代わる代わる働かなければなりませんでした。当然、正月やお盆などには故郷へも帰れませんでした。私たちは、昼食時、20分でご飯を食べなければなりませんでした。食事が終わるとすぐあわただしくまた現場にもどり、休むこともできずに機械のように働かなければなりませんでした。少しのミスに対しても始末書を書き、侮辱的な赤いチョッキを着させ、非人権的な懲罰に耐えなければなりませんでした。
 これ以上我慢できず、人間らしく生きたいと思い、私たちは2015年5月29日労働組合を作りました。しかし、労働組合をつくった対価は、あまりにも過酷でした。1ヶ月後に、メール1通で178名全員が不当に解雇されました。私たちはこのように一朝にして街頭にほうり出されました。

旭硝子は不法行為を認め、
解雇された韓国労働者に責任をとれ!

 私たちは、2015年7月21日旭硝子を不当労働行為と不法派遣で韓国労働部に告訴しました。労働部は状況が深刻になるや16日間の特別勤労監督を実施し、5,000ページを超える直接的な証拠資料を確保しました。
 2016年3月25日、中央労働委員会は旭硝子に対して不当労働行為判定を下しました。労組活動を弾圧する目的で178名を全員解雇したことは不当であるとして、労働者の声を聞き入れました。韓国政府も旭硝子の不法派遣を認め、不当解雇された178名全員を直接雇用しろという是正指示を出しました。
 しかし旭硝子は韓国の行政機関である労働部の是正指示を無視したまま履行せずにいます。今からでも不法行為を認め不当解雇された韓国労働者に責任を取らなければなりません。
 旭硝子不当解雇に対する日本の市民社会の関心が切実に求められています。私たちは一朝にして生存権を奪われました。2年8カ月の間精一杯、権利と正当性を叫び闘っています。非正規職は使い捨て用品ではありません。非正規職という理由で差別され、踏みつけられた人間の権利を必ず取り戻したいと思います。そして人間らしく生きたいと思います。資本の利益より人間の権利が優先されなければなりません。私たちの子供たちに非正規職のない世の中を伝えたいと思います。
 日本の市民の皆さん、私たちは今日にも夕食のしたくをととのえ、父を待つ家族の元へ帰りたいと思います。私たちはまた職場に戻らなければなりません。旭硝子不当大量解雇事態を解決することができるように日本の市民社会の関心が切実に求められています。

韓国・全国民主労働組合総連盟(民主労総)
全国金属労組  亀尾(クミ)支部  旭非正規職支会

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